海藻の栄養、種類、調理法を解説!おすすめレシピも公開中
のり、わかめ、昆布、ひじきなどの海藻類にはカルシウム、 食物繊維、ミネラルが豊富で、他の食物の比にならないほどです。
特にスポーツをする人や減量中の人は、カロリーや脂質が気になりがちですが、 海藻類はエネルギーはゼロであり、気にせずに食べられので、積極的に摂取したいところです。
そこで、海藻類の栄養などの特徴やおすすめレシピについてお話しします。
目次
海藻類の栄養価と調理法のコツ
のり
βカロチンが多く、体内でビタミンAに変換され、 皮膚や粘膜保護作用が期待できます。また食物繊維、ビタミンC、E、フコイダンも多いのが特徴です。
なおβカロチンを有効利用するには 油と一緒に摂取して吸収率を上げるのがコツで、比較的油脂が多いパスタや、ドレッシングをつかうサラダなどに添えて食べるとよいでしょう。
昆布
北海道産が大半を占め、利尻昆布、日高昆布など産地によって 味が異なるのが特徴です。マグネシウム、食物繊維、ヨウ素を含む他、 旨味の成分であるグルタミン酸が多く、出汁に利用される ことも多いです。
また干し昆布はカリウムあが非常に多く、ナトリウム排出 作用によって血圧対策が期待できます。
このカリウムを有効活用するには、大豆や鶏肉と一緒に煮物にする調理法が お勧めです。
わかめ
カルシウム、鉄、ビタミンB1、B2、C、カリウム、 マグネシウムなど豊富な栄養素を含んでいます。特に抗がん作用のあるβカロチンや、 カロチンの一種であるフコキサンチンなども多いのが特徴です。
またβカロチンは酸化してしまう性質があるので、これを有効活用するには、 油に含まれるビタミンEと一緒に摂取して酸化を抑制するのが望ましいです。
ひじき
ひじきの成分のうち約4割が水に溶けない食物繊維です。腸のぜん動運動を促進し、腸内環境改善に良いといわれており、またコレステロールの 吸収を抑制する作用もあります。
海藻類の中では特にカルシウムを多く含み、さらに抗がん作用をもつ フコキサンチン、フコイダンも含んでいます。
カルシウムを有効活用するにはビタミンDを含む干ししいたけと一緒に煮物にしたり、 タンパク質を含む食材と一緒に食べる調理法がお勧めです。
海藻類の栄養価ランキング
100g当たりの食物繊維、カリウム、カルシウムの量を大きい順に並べると以下のようになります。
■食物繊維
■カリウム
■カルシウム
■食物繊維
・干しひじき 43.3g
・昆布佃煮 8.3g
・わかめ 3.3g
・焼きのり 0.0g
・昆布佃煮 8.3g
・わかめ 3.3g
・焼きのり 0.0g
■カリウム
・干しひじき 4,400mg
・焼きのり 2,400mg
・昆布佃煮 1,066mg
・わかめ 6.6mg
・焼きのり 2,400mg
・昆布佃煮 1,066mg
・わかめ 6.6mg
■カルシウム
・干しひじき 1,400mg
・昆布佃煮 416.6mg
・焼きのり 400mg
・わかめ 20.0mg
・昆布佃煮 416.6mg
・焼きのり 400mg
・わかめ 20.0mg
海藻レシピおすすめ
のりレシピおすすめ3選
(1)手巻き寿司
まぐろ、かんぱち、サーモン、いくら、イカなど 新鮮な海の幸を酢飯とあわせて豪快にのりで巻いて食べる定番の和食です。寿司職人のように手際よくテキパキと手巻き技をマスター できるように訓練をすることをおすすめします。
(2)のりクリームパスタ
海苔の風味のパスタは本当に美味しく、クリームと合わせると格別です。まさに和風パスタの新時代の幕開けといっても過言ではありません。
(3)のりナムル
簡単でおいしくて栄養がある一石三鳥のレシピです。ちなみに 韓国のりをちょっとだけ足しても風味が増してグッと味がグレードアップします。
昆布レシピおすすめ3選
(1)昆布の佃煮
おにぎりやご飯などの白米にとっても合うレシピです。ご飯をついおかわりしてしまうほど病みつきになるでしょう。
(2)大豆と昆布の煮物
とろみが出た昆布がホクホクの大豆に絡みこんで、豆のおいしさがグッと際立つ 素晴らしい和食です。甘辛く煮た旨味がにじみ出ていて、食欲をそそります。
(3)味噌汁
昆布出汁をつかった、おふくろの味が魅力の味噌汁です。ネギや油揚げが入った定番中の定番なので是非食べてみてください。
ひじきレシピおすすめ3選
(1)ひじきの煮物
惣菜の定番中の定番といえば、ひじきの煮物です。甘めの煮汁でじっくりと煮込むとごはんがすすみます。
(2)ひじきの炊き込みご飯
カルシウムたっぷりで、 シンプルな材料と味付けでお手軽に作れる炊き込みご飯です。ビタミンDが豊富なしいたけと一緒に食べるとカルシウム吸収率がアップしますし、 生ひじきを使ったり乾燥ひじきをつかったりと バリエーションを楽しむと、さらに食事が楽しめます。
(3)豆腐ひじきハンバーグ
豆腐とひじきを混ぜ込んむと洋食のハンバーグが和風に大変身してしまう衝撃的レシピです。タンパク質やカルシウムが凝縮されているのでとってもヘルシーです。
わかめレシピおすすめ3選
(1)わかめご飯
小学生のころ給食で食べたあの懐かしの わかめご飯です。予想以上に簡単につくれるので、忙しい私たちのためのご褒美レシピといえます。
(2)わかめスープ
韓国家庭料理でお馴染みのわかめスープです。ゴマを添えれば抗酸化作用が期待できますし、 食物繊維も豊富で、体がポカポカになるので、 温活スープ美容で大ブレイクしそうな予感がします。
(3)わかめとツナ缶の旨和え
ひんやりしていて、しかもあまじょっぱい味が病みつきになるレシピです。保存食が具材なので一人暮らしでも安心して食べられます。