水分の働きとは?一日の水分摂取量目安量や脱水時の危険性も解説
私達人間の人体の約60%が水分で構成されており、 人体にとって大切な栄養素です。
仮に食料が全く無い無人島で過ごしたとしても、 水だけ飲んでいれば 1ヵ月は生きられるといわれるほど水は貴重であり、 生命の基盤となっています。
一体どんな働きがあるのかについてお話します。
水分の働きとは?5つの重要ポイントを解説
(1)栄養素の運搬
血液にも水分が約80%含まれており、体内に必要な栄養素や エネルギーを体組織に運搬する働きがあります。さらに、各組織で不要になった老廃物を排泄器官に運び、 体外に排出する働きもあります。
(2)電解質のバランス保持
体液の中に存在する電解質の量を一定に保持することが 生命の維持には大切になってきます。水分は、血液や細胞内液などと入れ替わりながら移動し、 尿や汗として対外に排出することで、電解質のバランスを 保持する働きがあります。
(3)体温調節
体温は発汗作用によって調節される仕組みになっています。体温が上がると発汗を通じて熱を体外へ放出し、体温を 下げて体温調節をしています。
この時、水分が不足すると発汗作用がうまくできず、 体温が加熱状態になってしまうため、水分の存在は不可欠なものに なります。
また発汗量が多い場合、水分不足に陥る恐れがあるので、 水分補給をして水分量をキープしなければなりません。
(4)各臓器の機能のサポート役
体内で起こる化学反応には水分が密接に関係しています。例えば、腎臓の水分が不十分であるとき、 肝臓が毒素の除去をしなければならず、肝臓に負担がかかり 本来の機能が低下する恐れがあります。
(5)浸透圧の保持
浸透圧が平衡に保たれている状況においては、 細胞が正常に機能しています。この点、浸透圧に不均衡が生じた場合において、 水分は、細胞膜を通過してより低い濃度の領域から 高い濃度の領域に移動することで体内の浸透圧を保持しています。
脱水症状チェック
水分は生命維持の基盤となっており、一定量以上に少なくなると
生命が危機にさらされる恐れがあります。
7段階に分けると以下のようになります。
7段階に分けると以下のようになります。
・1%減:喉の渇き、体温上昇
・3%減:パフォーマンスの低下
・5%減:けいれん、寒け、吐き気、胃腸障害、疲労感
・7%減:唾液分泌量減少による食事難
・10%減:歩行障害、体温上昇
・15%減:うわごと、尿量減少、皮膚の水分減少
・20%減:ひびわれ、皮膚の出血、
・3%減:パフォーマンスの低下
・5%減:けいれん、寒け、吐き気、胃腸障害、疲労感
・7%減:唾液分泌量減少による食事難
・10%減:歩行障害、体温上昇
・15%減:うわごと、尿量減少、皮膚の水分減少
・20%減:ひびわれ、皮膚の出血、
一日の水分摂取量目安と水分の出納
一日の水分摂取量目は2リットルといわれており、摂取した水分は消化器官で吸収され体内で代謝されます。
水分摂取をする場合、 ミネラルウォーターやお茶などの飲料で摂取するのが最も多いですが、食事を通じて摂取する 事も可能で、特に野菜や果物から比較的多く摂取できます。
代謝された水分は尿、汗、便などとして対外に排出されます。
水分摂取をする場合、 ミネラルウォーターやお茶などの飲料で摂取するのが最も多いですが、食事を通じて摂取する 事も可能で、特に野菜や果物から比較的多く摂取できます。
代謝された水分は尿、汗、便などとして対外に排出されます。