汚染物質処理のためのお湯や水の利用法9選-簡単だから安心
普段口にしている食材が 有害物質で汚染されていると知ったら不安で仕方がないですね。
実はお湯や水で洗い流すだけでも、農薬だけでなく、 食材についた土や砂、害虫などの汚染物質処理が できます。
一体どんな方法があるのかについてお話しします。
目次
お湯や水の利用法9選
(1)アク抜き
アク抜きとは、野菜等を水にさらしたり、 茹でたりすることです。例えば、ごぼうやレンコンについては、 少量のお酢を加えた水にさらすことによって、 渋みや変色の原因となる色素を抜くことが 可能です。
さらに農薬や硝酸塩、ダイオキシンなども 有害物質も除去できます。
一方、アクを取るとは、食材を茹でたり、煮たり したときに浮いてくる不純物を除去する事です。
これによって抗菌性物質、女性ホルモン、 ダイオキシン、塩素系農薬、魚介類に含まれる 環境汚染物質を減少させる効果があります。
(2)ゆがく
ゆがくとは、沸騰しているお湯の中に食材を入れて 熱を通すことです。長時間ゆでる必要はなく短時間で十分です。
実はお湯のは水よりも解毒効果が高く、 食材の有害物質を溶かし出すことができます。
さらにアクが抜けるため、渋みが減って 美味しさもアップし食感がよくなる 効果も期待できます。
(3)湯通し
湯通しとは、熱湯をかけたり沸騰したお湯の中にサッとくぐらせる 事です。ラーメンなどの麺類を湯で温めたり、しゃぶしゃぶのお肉を お湯にくぐらせたりする時に利用します。
これによって食材表面の雑菌を除去したり、汚染物質を 除去することもできます。
(4)ゆでこぼす
ゆでこぼすとは、食材をネットでゆでたあと、 ゆで汁を捨てることです。水溶性の有害物質を除去するほか、アク、渋みなど を除去することができます。
緑の濃い野菜類のアク抜きや、モツなどの 内臓肉のアク抜き、ソーセージやハムなどの 加工食品の食品添加物の除去にも有効です。
(5)湯むき
湯むきとは、食材に熱湯をかけることによって、皮を むきやすくすることです。皮がある野菜類の場合、この湯むきによって、 有害物質を除去できます。
例えばトマトは流水で洗ったとしても農薬が除去 しきれない可能性がありますが、湯むきによって 皮をむいてしまえば、農薬を除去することが できます。
(6)さらす
さらすとは、食材を水、食塩水、お酢、熱湯に浸すことです。これによってアク抜きや有害物質を減少させることができます。
ただし、アクを完全に除去してしまうと栄養分まで 流れだしてしまうので、素材によっては要注意です。
(7)油ぬき
油抜きとは、食材に熱湯をかけたり熱湯でひと煮立ちさせてから ザルに上げることです。とくに揚げ物は参加すると有害物質が発生することがありますし、 食品添加物の表示に掲載されていない添加物を 除去するのに役立ちます。
(8)湯引き
湯引きとは、下処理した魚介類に熱湯をかけたり熱湯に くぐらせることです。魚介類の匂い、ぬめり、余分な脂肪分を除去して 身を引き締めることができます。
鶏料理の下ごしらえにも活用されることがあり、 羽を抜きやすくする効果があります。
(9)あらい
あらいとは、氷水にさらすことです。とくに魚介類に対して実施される方法で、 魚の脂肪に残っているダイオキシンや、 塩素系環境ホルモンや、 魚の表面に付着している 汚染物質処理ができます。