肉の下処理の仕方5選-肉の種類別に有害物質除去法と選び方を解説
日本人は肉好きな人がとても多いようですね。
贅沢感が味わえる牛肉、庶民的な要素が強い豚肉、 唐揚げや手羽先がおいしい鶏肉、ハンバーグで大活躍するひき肉、 焼肉や炒め物でお馴染みのレバーなど、 どれも美味しいですし満足感が高く元気が出るのが人気の秘訣なのでしょう。
ただ普段何気なく食べている肉は有害物質で汚染されていることがあるので 注意が必要です。
そこで肉の調理のポイントや種類別に有害物質を除去するコツを お伝えします。
肉の調理のポイント5選
(1)牛肉
牛肉といえば、焼肉、 贈り物など、さまざまな 場面で親しまれている肉ですね。この牛肉ですが、産地によっては 有害物質である抗菌性物質、 ホルモン剤、有機塩素系農薬、 ダイオキシンが混入しています。
よって、脂身を除外して ゆでることによって、脂肪内部の 有害物質を排出させます。
さらに、アク取りをして、 タレやみそなどに10分程度つけて 液体を処分し、新しい調味料を 再度つければ、有害物質を 除去することができます。
ちなみに牛肉を購入する場合は、 かならず和牛、国産、輸入かを チェックしましょう。
最も安全なのが和牛であり、 黒毛和牛、褐毛和牛、日本短角牛、 無角角牛の4種類があります。
また国産の表示があれば安全 と思いがちですが、食肉用以外 の品種も混在していることが あり、和牛に比べると安全度は 下がります。
輸入牛は、BESつまり狂牛病の リスクが否定できませんので、 できれば避けるべきです。
(2)豚肉
豚肉は、必須アミノ酸を豊富に 含み、吸収効率が良く、 良質のタンパク質源として 知られています。豚肉の脂肪は酸化しにくいため、 効率の良いエネルギー源と なり、しかも飽和脂肪酸のステアリン酸 や一価不飽和脂肪酸の オレイン酸はコレステロール 対策になります。
またスカベンジャービタミンである ビタミンB2をの他、疲労回復効果の あるビタミンB1や、抗酸化作用のある ビタミンEまで含んでいます。
この豚肉ですが、過密飼育によって 抗菌意物質やダイオキシンのリスクが 非常に高いです。
よって、脂身を除去し、水でゆでて アクを取り、調味料、タレ、みそなどで 10分程度つけて、水分を処分しましょう。
その後再度調味液をつけてから 料理に利用することをお勧めします。
ちなみに豚肉を購入する場合は、 ブランド豚を選ぶと 安全で、 中でも国産の黒豚が最も 安全性が高いです。
また脂肪部分が白く、水分が 少ないものを選びましょう。
なお輸入豚は豚の健康状態が 悪かったら汚染状態がひどい ケースがあるので避けましょう。
(3)鶏肉
鶏肉は、から揚げ、焼き鳥、 フライドチキンなど、 様々な調理法で食卓で 親しまれている肉です。この鶏肉ですが、過密状態で 大量飼育されているケースが あり、病気の発生を予防するために 抗菌性物質を使用していることが あります。
ですので、有害物質が蓄積される 脂身を除去します。
そして斜めそぎ切りにして、 つけ汁に10分程度つけて その汁を処分し、再度 新しいつけ汁をつける事が大切です。
または蒸すことによって有害物質を 除去することができます。
ちなみに鶏肉を購入する場合は、 地鶏、銘柄鶏、無役飼料鶏肉が 安全性が高いです。
また調理をする場合は、部位によって 使い分けをするとよいでしょう。
・もも肉:脂身が多く、から揚げ、炒め物が向いています。
・胸肉:脂肪が少なく、煮物、焼き物が向いています。
・手羽肉:骨から出汁が出て旨みがあり、から揚げや煮込みが向いています。
・ささ身:脂肪分が少なく、ダイエットに向いています。
・胸肉:脂肪が少なく、煮物、焼き物が向いています。
・手羽肉:骨から出汁が出て旨みがあり、から揚げや煮込みが向いています。
・ささ身:脂肪分が少なく、ダイエットに向いています。
(4)ひき肉
ひき肉は、ハンバーグや スパゲッティなど、様々な料理に 利用されている肉です。このひき肉ですが、脂肪ごとに ひいているため、抗菌性物質や ダイオキシンの汚染の心配が あります。
有害物質は脂肪分に蓄積される 性質があるので、脂肪分だけ 除去すべきです。
ただしひき肉は脂肪分を 切り分けるのが困難であるので、 お湯にさらして脂肪を抜く 事がひき肉の料理の注意点です。
ちなみにひき肉を購入する場合は、 赤みが多く、低脂肪のものを 選ぶようにしましょう。
(5)レバー
レバーは、焼肉や中華料理などで よく食卓に並ぶお馴染みの メニューです。スカベンジャー酵素の材料となる 鉄分、スカベンジャービタミンである ビタミンA、ビタミンB2を多く含むので 活性酸素除去、健康増進に 有効です。
ただし、 このレバーは肝臓のことであり、 解毒器官である性質上、 有害物質が蓄積されやすい 部位になります。
ですので、この有害物質が 蓄積されやすい黄色い脂肪を 除去し、塩水につけて血抜きをし、 もみ洗いをしてから3回程度はすすぐ 必要があります。
また 下処理をする場合は、 しょうがじょうゆなどに漬け込んで 下味をつけるのがコツです。
この際、牛乳につける方法も ありますが、臭みを取るには有効であっても 有害物質の除去はできませんので 要注意です。
なお、レバーを購入する場合は、 ハリとツヤがあり、黄色い脂肪分が 少ないものを選ぶようにしましょう。