食材の有害物質排出効果5選-調味料を利用して安心安全に食べるコツ
調味料として知られている塩、お酢、しょう油、みそ、かすには 有害物質排出するデトックス効果があります。
一体どのような使い方をすると効果があるかについて 解説します。
目次
食材の有害物質排出効果5選
(1)塩
浸透圧の存在をご存知ですか?実は生物の細胞膜は、分子だけを通す半透明の膜で形成 されています。
半透明の膜の内側と外側で溶液の濃度が 異なると、分子は濃度の高い方に移動しようと します。
これを浸透圧といい、この性質を利用して 有害物質を排出することができます。
その際に塩を利用するのです。
食材に塩をふりかけることによって、浸透圧 を引き起こすことができるため、 食材に有害物質が含まれていた場合に、 食材の外へと有害物質を排出する効果が 働くのです。
ですので、食材に塩を振ってしばらく 置くと、有害物質を含んだ水分が 排出されます。
この際に、 ザルなどに食材を 置いておけば、有害物質を含んだ水分が 食材に戻るのを防止することができるので 効果的です。
ちなみにザルを使わない場合は、 排出してきた水分はキッチンペーパー等で しっかりと拭き取ることをお勧めします。
(2)お酢
お酢は お寿司、おしんこ等に含まれていて、 酢の作用によって保存性が高められています。酢は防腐、殺菌だけでなく、疲労回復、発がん性予防 の作用まで確認されています。
下ごしらえとして使うだけでなく有害物質を 除去する効果もありますので、食材の 防腐や殺菌にも積極的に活用しましょう。
ちなみにお酢の使い道は様々あります。
例えば、酢洗いといって、魚介類の酢の物の 下処理として実施します。
また割り酢といって、酢にだし汁や水を 加えて薄めたものを利用する方法です。
酒、みりん、砂糖を加えることもあり、 酢そのものの状態よりも有害物質を より強力に引き出す作用があります。
(3)しょう油
しょう油は、食材の余分な水分や臭みを 除去し、有害物質の排出を促進する効果が あります。そのままで利用するより、半分ほど薄めて 利用したほうが解毒作用が高まります。
使い方として、例えばしょう油洗いという 方法があります。
材料にしょう油をふりかけて軽くあえてから 絞る方法です。
また割りじょうゆという方法は、しょう油を 薄めて利用する方法です。
その際、だし汁、酒、みりん、酢などの絞り汁などを 利用すると良いでしょう。
(4)みそ
みそですが、食材をみそに漬けることによって、 有害物質を除去することができます。下ごしらえに使ったみそには有害物質が 放出されていますので、必ず処分するように しましょう。
使い方として、みそ漬けという方法があります。
漬ける時間が短時間であれば、みりんの入った 白みそを利用し、長時間であれば、赤みそを 利用するとよいでしょう。
(5)かす
かすはかす漬けとして利用されていることが 多いですが、酒粕は酒を醸造するときに精製する もろみを圧搾したものです。野菜や魚や肉に酒粕に漬け込むことで 徐毒作用が期待できます。
さらに食材の旨みが引き出され、 酒かすの香りとの相乗効果で 味が良くなります。